よい問いと仮説をつくる
思いつきを、調べられる問いへ。帰納・演繹・アブダクションを実践の言葉で考えます。
最初から答えを決めない
「運動は心身によい」と言うだけでは、研究の問いとしては幅広すぎます。誰に、どのような運動が、どのような結果に、どの期間で関連するのかを考えると、少しずつ確かめられる問いになります。
三つの推論
- 帰納:複数の観察から、共通する傾向や仮説を見つける。
- 演繹:前提となる理論や条件から、予測される結果を考える。
- アブダクション:意外な現象を説明しうる、もっともらしい仮説を立てる。
いずれも、それだけで因果関係の証明にはなりません。よい仮説ほど、どんな結果が出たら見直すべきかを考えられます。
問いを具体化する
「この授業はわかりやすいのか」という問いなら、誰にとってのわかりやすさなのか、何を比較するのか、感想を聞くのか、理解度を測るのかで方法が変わります。
大学での研究計画では、対象・比較・測定・研究倫理を明確にします。事業の仮説検証でも、「何が起きたら成功と見なすか」を先に考えることが役立ちます。
AIと試す
AIに「この問いを三通りの検証可能な問いに分けて」「別の説明や交絡要因を挙げて」と相談し、提案された案のうち現実に確かめられるものを自分で選びます。